- 塗布工程
- 建築材料
シールボンド塗布の自動化
- 業界
- 配管材
- 工程
- 配管部材組付け前のシール塗布工程
- 機能
- 液体塗布の自動化
- 対象ワークサイズ
- Φ15X800L
- ワーク重量
- 150g
事例の詳細
今回ご紹介させて頂きます自動化事例は、配管接続(カシメ圧着加工)工程に於ける前準備工程とされる、接続部にシールボンドを自動塗布する工程におけるものとなります。今回は多関節ロボットを導入しての自動化となります。自動化された工程において行われることとしては、先ずワークとされるパイプ材を給材部より取り出し保持します。次に、接続部とされる部分(シールボンドが塗布される部分)を回転しているワイヤーブラシに押し当てて表面を荒らします。これは、シールボンドの接着性を上げ気密性を確保させる為です。次にパイプを保持したまま加工した端面が下向きとなる様姿勢を変化させます。容器に収められた液体シールボンドにワーク端面を浸し端面に液体シールボンドを付着させます。最後にワークを回転台にセットして終了です。 自動化に踏み切った要因として、作業者の環境改善がありました。使用する液体シールボンドは溶剤を含んでいる為、排気ダクトを設置していましたが有機溶剤が揮発する際に発生する臭気には悩まされていました。また、次工程により塗布された液体シールボンドが乾燥炉に投入されるのですが、季節によりその暑さにも悩まされていました。今回自動化を行った結果、無人化が実現されることで、こういった作業環境面の問題が解決されました。
このように自動化は省力化や生産性向上だけでなく、作業時における人体への有害な影響をなくすという効果もあります。そういった作業環境改善にお困りの方もお気軽に当社へお問い合わせください。