今回自動化した案件は、プレスによる生産現場の製品のピッキング及び保存トレイへの搬送です。

今までは、自動運転により連続排出された製品がコンベアベルトにより搬送され、所定のコンテナへ格納されていました。ある程度の数が格納された時点で人の手によりコンテナが交換され、取り出したコンテナの中には製品がありますが、それは向きを揃えながら人手で専用トレイに格納していました。 今回の自動化においては、プレス機の製品排出コンベアから連続して排出されてくる製品をカメラにて認識し、上空に設置されたげんこつ型ロボット（パラレルリンクロボット）によりピッキングを行い、隣接して設置された製品トレイに向きをそろえて格納します。また、トレイへの格納個数が所定の数量に達すると、自動で格納トレイの更新をおこないます。さらに製品の排出タクトタイム及び製品トレイへの格納数により、ロボットの設置台数も変化・対応可能です。今回は取り敢えず１台の導入にて対応しましたが、このような自動化やロボットの導入のスモールスタートについてもお気軽にご相談ください。